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{ゾンビ}死後に活動が始まる”ゾンビ遺伝子”!?

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皆さん「ゾンビ」って知ってますか?

生命活動が停止しているにもかかわらず、何らかの力で蘇ってくるあれですよね。

あんなものはゲームやアニメだけの世界だと思っていましたが、何やらそれらしい活動をする遺伝子の研究がされているようです。

 

ワシントン大学微生物学のピーター・ノーブル教授は「この研究の意義とは、『死』の追究が、おそらくさまざまな『生』の情報をもたらしてくれるということでしょう」と言っています。

 

実は細胞内では死後から4日の間活動をする”ゾンビ細胞”なるものがあるそうなんです。ノーブル教授はゼブラフィッシュやマウスでも同じような現象が起きるか観察しました。

 

▼死後のmRNA活動レベルを調査

メッセンジャーRNA(mRNA)は、遺伝子発現やタンパク質の合成にかかわる重要なものであり、mRNAの活動レヴェルはそのまま、細胞内でどれだけの遺伝子が活性化しているかの目安となる。

生命活動を止めた生物の体には、さまざまな変化が起こる。もちろんそれらの変化は、生物を確実に土へと還らせる序曲にすぎないが、だからといって体内の臓器や、細胞のすべてが突然活動を停止するわけではない。

研究者らは、20匹のマウスと43匹のゼブラフィッシュの死後、37368のマウスの遺伝子と36811のゼブラフィッシュの遺伝子を経時的に分析。死んだ個体とまだ生きている個体のmRNAを比較し、死後に活動的になったmRNAが、一定時間経過後にどう変化するのかを観察した。

分析の結果、マウスの遺伝子515個は死後に活発になり、そのまま2日間も活動し続けるものがあった。ゼブラフィッシュに至っては死後548個の遺伝子が活性化し、なんと丸4日間も活動的であり続けるmRNAもあった。これは、生物が死んでから数日経ったあとでも、mRNAの転写に必要な細胞機能とそのためのエネルギーが十分にあるということを示唆している。

 

若しかしたらこの研究が不老不死の研究の一端になったりしなかったり・・・